第88回 社会保障審議会 介護給付費分科会
1月25日開催された「社会保障審議会 介護給付費分科会」で、2012年度の介護報酬改定案がまとまり、24時間訪問サービスの定額制などが認められた。
2011年6月に成立した「介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律」の施行に伴う、新たな介護サービスや、医療と介護の連携強化への対応などを議論する「社会保障審議会 介護給付費分科会」が1月25日開催された。この分科会で厚生労働省は、「平成24年度介護報酬改定の概要」を示し、同改訂案が了承された。
厚労省の案では、介護サービスの充実・強化とともに、地域包括ケアシステムの基盤強化を図ることが必要であるとし、「高齢者が住み慣れた地域で生活し続けることを可能にするため」、
(1)高齢者の自立支援に重点を置いた在宅・居住系サービス
(2)要介護度が高い高齢者や医療ニーズの高い高齢者に対応した在宅・居住系サービスを提供する。また、重度者への対応、在宅復帰、医療ニーズへの対応など、各介護保険施設に求められる機能に応じたサービス提供の強化を図る。
などを、見直しのための「基本的な視点」としている。
具体的には、24時間対応の新サービス「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」(24時間訪問サービス)について、患者がサービスを利用しやすいように定額としたり、自宅療養と短期の施設利用を併用する複合サービスの新設などが盛り込まれた。
「重度者への対応、在宅復帰、医療ニーズへの対応など、各介護保険施設に求められる機能に応じたサービス提供の強化を図る」としている。
(参考:厚生労働省『平成24年度介護報酬改定の概要』)
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