2011年08月04日

夏の在宅介護は、十分な“水分補給”がカギに

夏の在宅介護における不安要素を調査
日清オイリオグループは、夏の在宅介護における不安要素を調べるために、65歳以上の高齢者を在宅介護している人に「夏場の介護事情に関するアンケート調査」を実施した(n=100)。

在宅介護において、今夏、不安に思うことについて調査したところ、最も多かったのが「熱中症」(90%)、次いで「水分補給(脱水)」(83%)という結果となった。また、今年は節電の関係もあり、昨年に比べて「熱中症」「水分補給(脱水)」に対して不安を抱えている人が増えていることがわかった(「熱中症」を心配している人は昨年の2.6倍)。

その一方で、熱中症対策には、こまめな水分補給が必要で、50%の人が1日1000mL以上の水分摂取が必要と回答しているのに対し、実際の摂取量は74%の人が1000mL未満と回答。このことから、水分摂取の必要性は理解しているものの、実際には十分な水分摂取ができていないという実態が明らかになった。調査報告では、トイレを気にして、水分をとりたがらない要介護者と、いやがるのに無理に飲ませられない介護者の双方の“気づかい”が原因ではないかと分析している。要介護者の85%は、“むせ”を経験しており、これが「水分を嫌がる」「ひとりでは飲まない」ことの原因のひとつにもなっているようだ。
今年の夏はとくに、要介護者がしっかりと水分補給できるようにすることが在宅介護において重要になるだろう。

(記事:ネットパイロティング@care)

posted by TCマート at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 介護技術
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